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社長メッセージ

社長メッセージ

創業に込めた想い

私は沖縄で生まれ育ち、東北にある大学を卒業した後、リクルートに就職。東京で社会人としてのキャリアをスタートさせました。
周囲には優秀な人がゴロゴロいて、その質と量に圧倒されたことをよく覚えています。しかし同時に、東京には余りにも人や情報が集中しすぎている。とも感じていました。

「日本は変わった国だね」

きっかけは、フランスからやってきた友人に言われたこの言葉でした。地方ごとに独自の文化や慣習が根付いていて、地域の特色を生かした産業が成り立っているフランスと比べると、日本はちょっと奇妙な場所に見えたのでしょう。

沖縄の個性豊かな文化の中で育ち、また、旅行が好きで全国を巡った私としては、「そんなことはない」と言いたかった。でも、それを伝える術がありませんでした。

「日本各地に根付く個性や魅力を発信することはできないものか?」

それが私の課題となり、沖縄に戻る決意へもつながりました。今もパムが大切にしている企業文化「現地主義」も、この課題意識から生まれたものです。
やがて沖縄に戻った私は、リクルートで培ったユーザーと事業者とをつなげていくノウハウと、自ら重ねてきた旅の経験とを結びつけ、地域に眠る魅力や特性を発信するメディアづくりに着手しました。これがパムのはじまりです。そして、地域で様々な事業を営む方々と協力し、その地域を訪れるお客様へ最大限のおもてなしを提供することで、地域経済の活性化の一翼を担うべく、挑戦を続けています。

パムの現在と未来について

パムは創業以来、さまざまなメディアを生み出し、運営してきました。
最初の事業は、当時最先端であったPDA(携帯端末)をお客様に貸し出し、観光情報を提供するというものです。その後、クーポン付きフリーペーパーやインターネット旅行予約サービスなど、時代と技術の変化に合わせて事業の範囲を拡大してきました。
現在は旅行予約サービス『たびらい』を、2020年までに全国で展開すべく、準備を進めています。

重要なことは、「現地主義」の観点でサービスを展開し、地域にお客様を増やし続けることです。
観光客を呼び込みたいけれど、なかなか上手く行かない……そんな地域でも、それぞれに息づく個性や特徴はたくさんあります。その地域特有のものを知ってもらい、好きになってもらえれば、一過性の集客ではない本当の地域ファンが生まれます。現地に軸足を置き、その魅力を発信することによってこそ、こうした賑わいを生み出すことができると考えています。

まだまだ、やるべきこと、取り組むべき課題は沢山あります。パムはこれからも “「目的地」から旅を面白くする会社” を目指し、歩んでいきます。

代表取締役社長
長嶺 由成